ポケモン剣盾 シングルS33 最終93位 構築記事
こんにちはアルクです。
今回はS33で最終93位になった構築を解説及び、俺が試合の中で意識していることを書いていきます。
並び
経緯
相棒のリザードンは採用確定で、まず現環境にリザードンが役割をもてるのは誰かに着目。
リザードンの型として有力だと感じたのは、「命の珠を持たせた初手DMによる場荒らし型」と「特性サンパワーによる抜きエース型」の2種類である。
禁伝2体環境を何シーズンもやってきてわかったことは、"リザードンのような汎用性の低いポケモンは役割を集中させて扱う必要がある"ためこれら2種類に絞った。
上記2つの型のリザードンが共通して強く出れる禁伝相手は、ザシアン、ネクロズマ、白バドレックスが挙げられる。
また、逆に選出しづらい禁伝相手は、カイオーガ、ホウオウ、ムゲンダイナ、ジガルデ、レシラム、ゼクロムが挙げられる。
これらの点を踏まえて、現環境における禁伝の組み合わせ(例カイオーガ+ザシアン)に対してリザードンをどう使うかが鍵になる。
今回は通常のポケモンでは崩すのが困難である、ネクロズマを軸とした構築に対して役割を持たせられるように「特性サンパワーによる抜きエース型」を使うことにした。
サンパワー発動にあたって、日照り要員としてコータスを採用した。(採用理由詳細は下記リンクから)
https://aruku-yamabuki.hatenablog.com/entry/2022/03/01/155546
リザードンが特殊天候エースであることから、ラッキーやバンギラス、カイオーガが弊害となりやすい。そのため、汎用性が高く腐りにくいゼルネアスに強い鋼物理枠にザシアン、カイオーガ軸や終盤増えたゼクロム及びレシラムに対して圧倒的制圧力のあるホワイトキュレムを採用。
残り2枠は環境に多い黒バドレックス+ザシアンやホウオウ、サンダーといった特殊エースや岩技に弱いポケモンに対して圧をかけれるバンギラス、相手のラッキー+ヌオーの並びを崩しつつ汎用性の高い襷枠の悪ウーラオスを採用し構築が完成した。
個体解説
臆病サンパワーCS252 B4
調整
対ランド、ラオス、イベル、ゼルネアス、サンダーを仮定した最速。
相棒枠
主にコータスのオーバーヒートや自爆から展開し、150キョダイゴクエンと140ダイジェットによる高火力で崩しもしくは荒らしを行う。
初めはBに厚く振ったスカーフ型を用いていたが、黒バドザシアンのランドがHBに寄った襷でない個体であることが終盤にわかり、スカーフだと火力が足りずに役割が果たせないため晴れサンパワーキョダイゴクエンでDMランドを一撃、最低でもスリップダメージ込で飛ばせるように木炭を持たせた。
黒バドザシアンのガマゲロゲがうざかった+環境にヒードランがいないことからソーラービームをサブウェポンに採用した。
相性の悪い禁伝が環境に流行っていること及び役割集中させたことで選出率は低かったが、出した試合ではしっかり高火力を叩き込んでくれる大好きな相棒でした。
・ザシアン@朽ちた剣
意地っ張り 不倒の剣 H252 A76 B12 D4 S164
巨獣斬/じゃれつく/サイコファング/電光石火
調整
S:最速エースバーン抜き(ほとんどのザシアンより速い)
A:10n 最低限の火力
だいたいのコスモパワームゲンダイナをB±0サイコファング+B1↑サイコファングで落とせるライン
HB:ザシアンの巨獣斬+電光石火に対する乱数を出来るだけ高めたかった
禁伝1
キュレムやバンギがザシアンを呼ぶため、耐久を多く振ることで対ザシアンに安定感を出した。
剣舞やインファイトはメタモンコピーで後述のコータスで受けが効かなくなってしまうため不採用。
ラプラスオーロンゲやリフレクムゲンダイナをボロボロにするサイコファングが優秀すぎて一生手放せなくなる麻薬っぷり。
ムゲンダイナが重めなこの構築でよくぶっ飛ばしてくれました。
臆病 ターボブレイズ CS252 H4
冷凍ビーム/流星群/大地の力/空を飛ぶ
調整
S:キュレムミラーが起こる可能性を踏まえて最速
C:いろんなポケモンに負荷かけまくりたいためC振り切り
禁伝2
命の珠を持つことによってC種族値170族の真価が発揮される。
オーガザシアンはオーガ対面でダイアースを打つとHザシアンでも余裕でワンパン+D1↑というオーガ軸にとって絶望の権化みたいなことが出来る。
冷凍ビームは非DMで打てる命中安定技。DMランドをワンパン、DMサンダーやゼクロムをボロボロにすることが出来る(ぶっ壊れ)。
吹雪にしないデメリットとしてはゼルネアス対面で130ダイアイスを打ってもゼルネアスに余裕で耐えられてしまう事くらい。
流星群はオーガに対する最大打点かつホウオウやレシラムに打つ高火力技。
基本的にチョッキキュレムが流行ってる→コタリザシアンがオーガキツすぎる→チョッキキュレムだろう→ザシアンで簡単に受けれる
という理論があるため、キュレムに弱いポケモンが対面した時にダイアースを打っておくと勝手にザシアンが吹き飛んでいく。最終日は何体のザシアンを消し炭にしたのか数えきれない。
かと言って万能ではなく、目の前のポケモンの型予想やザシアン対面になってしまった場合、DMを切るタイミングなど扱う上で様々な要素を考える必要があり、慣れるのは難しいかもしれない。ただ火力が意味わからんため、だいたい適当に技打ってると相手がどんどん崩壊していく光景はまさに高火力の醍醐味と言えた。
見た目が最高にカッコよくて、盛りなしで100回くらいダイマックスアドベンチャーをソロでやってやっとこさ出せた自己産色違い個体(ちょっとした誇り)。
・バンギラス@突撃チョッキ
意地っ張り H252 A124 B108 D4 S20
噛み砕く/ロックブラスト/冷凍ビーム/地震
調整
HB:意地っ張り236振り珠ホウオウの130ダイアースを最高乱数切って耐え
A:10n 火力があるとホウオウや交代際のザシアン、DM黒バドに対する負荷が変わるため
S:バンギミラー用に20
黒バド受け
今までスピードが低いことやザシアンがきついことからあまり使って来なかったが、黒バドに対する安定感が他ポケモンと比べて別格。
コータスと合わせて黒バド+ザシアンをサイクルでボロボロにした。砂で襷を削り、地震で負荷をかけていくとザシアンか黒バドのどっちかが先に倒れて詰む。コータスの晴れとバンギの砂をループさせられるため、天候ターン管理がいらないのが偉い。
ホウオウは受け出すと聖炎で100%火傷になるバグがあるため受け出さないように意識した。バンギが選出画面で見えるだけで選出していなくてもバンギ読み聖炎をキュレム対面で打ってくるため、キュレムの技の通りを良くしているとも言える。
冷凍ビームの理由は火傷やランドの威嚇、とぐろジガルデといったB方面に補正をかけるポケモンが多かったため。
意地っ張り 不可視の拳 AS252 B4
暗黒強打/インファイト/挑発/不意打ち
調整
欠く必要が無いため振り切り
襷枠
黒バドザシアンにラッキーが入っているパターンで圧をかけれる。
ラキヌオーを崩す手段がラオス抜きだとリザードンのキョダイゴクエンしかないため、ラキヌオーが仮に選出されない時でも汎用性がある襷挑発にした。
カウンターは読まれるためあまり優先度は高くないと感じた。
・コータス@脱出パック
呑気 日照り HB252 C4
オーバーヒート/ソーラービーム/自爆/欠伸
調整
HB:A特化ザシアンのインファイトが21%の乱数2発
ザシアンコピーの+2サイコファング確定3発
C:H振りザシアンへのオーバーヒートの乱数が変わるため
S:最遅ナットレイ抜き兼最遅白バド抜かれ(トリル対策)
日照り枠
オーバーヒートがほんっっっっっっっとうに当たらない。
外したら負けの場面があまりにも多いのは数値が低いポケモンならではなのだが、それにしても当たらない。1/2は外れてる。
ザシアンを選出する時に相手のメタモンを見たら一緒に投げていた。
普通の耐久ポケモンではザシアンを受けれてもザシアンをワンパンする脅威はないため、負荷をかけづらいor交代際に技の選択肢が増えてしまい安定感がないという点を、コータスは日照り脱出パックによって解決してくれる。
ザシアンを使う上でザシアンコピーへの対策ができてないのは欠陥すぎるため、日照り要員はキュウコンでもグラードンでもなくこいつしかありえない。
最後に
結果
TNアルク 最終93位
サンブレイク一生やってたせいで終盤からスタートするとかいう舐めプぶちかました結果。
剣盾もうやらんと思ってたけどサンブレイク飽きてしまったことから急にやった分、環境理解が大変だった印象。
ホウオウとバンギラッキーが多かったからリザードン本当に出せなさすぎて悲しかった…
幻は個体ないんでやりません。お絵描きまたやり初めます。
質問・感想等はリプ、DMにてお願いします。
ご精読ありがとうございました。
S27 使用構築 コタリザシアン
こんにちはアルクです。
今回はS27で使用した構築について語ります。
また最終1位取れませんでした。アイテム等協力してくれた皆、対戦してくれた皆さんありがとうございました。
並び
経緯
相棒のリザードンは確定だが、禁止伝説2体環境でどう使うかをまず考察した。
環境序盤ではオーガザシアンやイベルネクロが注目されていたため、オーガザシアンに強いヌケニンや自分が使用予定であったザシアンに強い日食ネクロズマに対して、キョダイゴクエンでのスリップダメージや特殊超高火力技で一気に有利盤面を作れることから「サンパワーアタッカー型」にすることに決定した。
ということでサンパワーを発動するために日照りポケモンが必要になってくるため、今回はコータスを採用(採用理由については後述)。
ここまでで俗に言う「コタリザ」の並びが出来上がったが、イベルネクロのイベルタルやゼルネアス、ジガルデ等が苦しいため、選出段階から圧をかけれて且つリザードンにDMを切れるようにザシアンを採用。こうして「コタリザシアン」の並びが完成。
そして残りの3枠はコタリザシアンの欠点を補いつつ強みを引き立てられるポケモンで固めた。
[コタリザシアンの強み]
・サンパワーによる高火力で一貫を作り、ザシアンの攻撃性能を存分に発揮できる
・基本的な選出であるが互いの補完ができており、動かしやすい
など
[コタリザシアンの弱み]
・禁止伝説を2体同時選出できない
・選出段階からやることがバレるため対策されやすい
など
禁止伝説はこの対戦環境上で特に選出率が高くなる枠であるため、2体目の禁止伝説は技範囲が広く、相手のサイクルを崩すための高火力を叩き出せるポケモンが望ましいと考えた。
そこで候補としていくつかの禁止伝説について述べる。
DMしてもしなくても強く、ザシアンへの炎打点を自然に半減化できる。型次第で様々な並びに対応可能。雨によってコタリザとはあまり相性が良くない。
・ゼクロム
オーガザシアンやイベルネクロに対して高火力一致技を一貫して打てる。コタリザシアンの苦手なホウオウに対して強い。電気タイプで麻痺無効。地面+ザシアンのような並びで技を無効化されてしまうため扱いがかなり困難。
・ホワイトキュレム
コタリザシアンの苦手なカイオーガに対して圧倒的な圧力をかけられる。C170族の高火力と技範囲によってサイクルを崩してザシアンの通りを良くできる。相手のザシアンに弱い。
今回は最終的にホワイトキュレムを採用。
序盤・中盤まではゼクロムとカイオーガを交互に採用していたが、環境が進むにつれランドロスやオーガ対策が増加し技選択にストレスを感じたため、それらに強く出れることに魅力を感じ終盤からホワイトキュレムを採用した。
残りの一般枠は命中安定で扱いやすく黒バドネクロに対しての詰めがしやすい襷悪ウーラオス、ムゲンダイナやホウオウに対して上から叩けるスカーフガブリアスを採用し構築が完成。
個体解説
臆病CS252余りB4
ブラストバーン/暴風/熱砂の大地/堪える
いつも通り構築の原点
技構成はDM時に最高火力が出せるブラストバーンと暴風は確定。熱砂の大地の枠はお好みだが、身代わりを張ってくるミミッキュやザシアンに対して晴れ無し非DMでも身代わりを割れるようにしておきたかったため採用。
他の候補としては、DM中に晴れが切れてしまった時の相手のダイジェット使いに置き土産ができるダイアタック媒体として破壊光線、相手のレヒレやゲロゲへの高打点としてソーラービームなどがあげられる。(原子の力はホウオウへの打点となるが、ホウオウ入にリザードンを出すのがそもそも弱く、サンパワーも砂でなくなってしまうため論外)
堪えるはDMが切れてしまった時の相手のDMターン枯らしによく使える(鬼火でもいいかも)。本構築ではリザードンをエースとして採用しているため、少ない晴れ・DMターンの中でキョダイゴクエンのスリップを上手く絡ませて相手の襷潰しやダメージ幅をコントロールして、リザードンの崩しを阻害するポケモンを歩みを止めることなく「攻め続ける」ためのダイウォール媒体。フルアタはありえない。
環境に多いランドロスに対して初手でコータスを合わせることで「威嚇→日照り→脱出パック発動→リザードンへ交代」といった初ターンでサンパワーリザードンを爆誕させられる最強コンボが非常に強力であるため、最速ランドまで考慮して臆病最速。(最速サンダーと同速)
命の珠はホワイトキュレムに持たせている関係上DMランドに対してワンパンできる可能性をできる限り高めるために木炭(炎1.2倍)で確定。
・ザシアン@朽ちた剣
意地っ張りH188 A236 S84
巨獣斬/じゃれつく/ソーラーブレード/電光石火
調整
H:A特化+1ザシアンの巨獣斬+電光石火を50%耐え
臆病ホワイトキュレムのダイアースを94%耐え
A:10n(性格補正効率が良い)
S:だいたいの耐久ザシアンより早く(最速110族抜き)
主に詰め役。
環境でASザシアンが増えてきたと感じたためスイーパーとして安定感を出すために少し耐久を振って電光石火をもたせた。
HS以外のザシアンには比較的打ち勝てるように且つサイクルの崩しもできるように火力をできるだけ上げた。
終盤イベルザシアンラキヌオーのような並びが非常に多かったため、イージーWINを狙えるようにソーラーブレード。ヌオーでザシアンを見てる構築には圧倒的に強く出れるため正解だった。
ワイルドボルトやインファイトが欲しくなる場面がなかなかあったが、ジガルデやサンダーが一定数いたこともありじゃれつくは必須だと感じた。
・キュレム(ホワイト)@命の珠
無邪気(臆病)CS252余りH4
吹雪/シャドーボール(流星群)/大地の力/空を飛ぶ
高火力特殊アタッカー。
ザシアンとともに攻撃系種族値170族で超高火力を叩きつけられる。
ダイアイスの威力が最も高く、非DMでもあられ下で連打できるため吹雪。チョッキフリーズドライ前提で動かれることが多く、多くの対戦相手を初撃で崩壊させた。
シャドーボールの枠は自由枠寄り。最終日に多かった黒バドザシアンに対して強く出れると思い急遽採用したが、採用した途端当たらなくなったためほぼ使わなかった。
この枠は流星群であったが、あまり竜技を打つ必要がある場面が少なかったため変更。ただカイオーガやレシラムに対しての最高打点として用意しておくと気持ちが楽になるため流星群で良いと感じる。(非あられ非DMでのメインウェポンにもなる)
流星群を採用しないことでメタモンにコピーされても急に倒されることがなくなるというメリットはある。
大地の力は対オーガザシアン用。雨下だとクロスフレイム媒体のダイバーンではザシアンが飛ばないため。H振りザシアンならダイアースで確定1発、オーガの臆病潮吹き耐えザシアンでも62%で飛ばせる程の火力がある。
オーガキュレム対面やランドキュレム対面等で相手がザシアンでしかキュレムを受けれそうにない時にダイアースを押すとザシアンが吹っ飛んで次ターン降参してもらえる。
またディアルガにも強く、H振りディアルガであれば上からダイアースで対面勝てる。無邪気だとチョッキには勝てないが、臆病ならチョッキにも勝てる。
無邪気にした理由としてはダイジェットの火力を上げるため。初手の襷マンムーやASランドに対して高乱数2発で落とせるようになり、上から打てるため岩石封じもケアできる。物理方面はインファイトや先制技等で受ける機会が特殊よりも多いため特殊下降補正にした。
使ってる人がかなり少なかったが、とてつもなく強かった。
・ガブリアス@拘りスカーフ
意地っ張りAS252余りB4
対ムゲンダイナホウオウ。
特化逆鱗・地震でムゲンダイナやザシアンを上から叩き潰す。ランドロスにスカーフを持たせると特性の発動順からスカーフがバレてしまうため不採用。
電磁波が効かないのが偉く、ジガルデミミッキュのような並びでミミッキュの電磁波補助からジガルデを展開する構築に圧力をかけれる。
終盤はあまりいなかったが襷ドラパルトが重かったためダブルチョップ、ムゲンダイナホウオウへの対策として八巻ドラパも試していたが、ホウオウドラパ対面でとりあえずダイジェットぶっぱしてくる人が多かったため、ホウオウにもムゲンダイナにも強く出れるようにストーンエッジを採用。
DM適正も高く扱いやすかった。
・ウーラオス(一撃の型)@気合いの襷
意地っ張りAS252余りB4
暗黒強打/インファイト/カウンター/不意打ち
襷枠。説明不要の強さ。
黒バドの被選出率が100%だったため黒バドを見たら絶対投げていた。
キュレムザシアンが日食ネクロズマに弱いため、ストッパーとしてよく活躍してくれた。
舞ったネクロズマや石火がないザシアンなどに打てるカウンターがとても強かったため採用確定レベル。
・コータス@脱出パック
呑気HB252余りC4
オーバーヒート/ソーラービーム/自爆/欠伸
調整
HB:A特化+1ザシアンのインファイトを79%で2耐え
C:H振りザシアンへの乱数を少しでも上げるため
S:最遅ナットレイより早く、最遅白バドレックスよ
り遅い
攻めの起点。
キュレムがザシアンと対面した時の引き先がコータスしかいないため、ほぼインファイトを選択されることからHB特化させた。最高で21%で倒されてしまうが、インファイトのダメージ幅が半分行ったり行かなかったりで、インファイトを選択したあともう1回インファイトで落とせそうだなと油断して居座ってもらえるため、しっかり耐えてオーバーヒートで狩り、キュレムの通りを良くできるのが偉すぎた。
今回自分はキュレムを採用したことからHB特化にしたが、普通はDに厚めに振って控えめ黒バドのアストラルビットくらいは耐えるようにすると出落ち負けが減ってストレスフリーになる。
日照り要員についてだが、キュウコンやグラードンよりも優れてる点が多い。
[キュウコンとの比較]
キュウコンよりSが遅くBが高いことで前述のザシアンのインファイトを耐えられたり、ザシアンコピーのメタモンに対して後投げから処理できたりできる。カバルドンやバンギラスのような低速ポケモンよりも遅いことから鉢合わせた時に天候を晴れにできるのも大きな利点。また、白バドを用いたトリックルーム戦術に強く、素早さが高いポケモンばかりのこの構築ではとてもバランスを取れた。
[グラードンとの比較]
禁止伝説枠をわざわざ使う必要が無い。
S90族と中途半端に高い素早さのせいで相手の行動を見てからオーバーヒートで退散する動きができないのが非常に弱い。また自主退場技がないため、脱出パックがなくなった2サイクル目からの動きが不自由で、場残り性能が悪い意味で高いことでリザードンが使うための晴れターンがどんどんなくなってしまう。
基本選出
コタリザシアン
コタザシキュレム
対オーガザシアン:コタザシキュレム
対イベルネクロ:コタリザシアン
対ムゲンダイナホウオウ:コタガブザシ
結果
TNアルク
最終順位:143位
最高レート:画像から3勝くらいしたため2040くらい(ホームいちいち見ないため証拠なし)
長々とご精読ありがとうございました。
残りのシーズンやる人の参考になれば幸いです。
質問・コメント等あればtwitterのリプ等でお願いします。
ポケモン剣盾 シングルS15 コタリザシアン
こんにちはアルクです
今回はS15で使用した構築、コータス+リザードン+ザシアン通称「コタリザシアン」の解説・反省をしたいと思います
並び
構築経緯
禁止伝説級解禁ということで見た目にも性能にも一目惚れしていたザシアンを使おうと決意
相棒のリザードンはいつも通り組み込むとして、リザードン+ザシアンの並びでどのように補完がとれていて、どのような穴があるのか前回の竜王戦のデータからあらかた考察した
「リザードン+ザシアン」の利点
・リザードンは相手のバンギラッキーなどの特殊受けを呼び、ザシアンはヌオーカバランドのような物理受けを呼べるため互いの弱点を補える
・リザードンがDM前提のスペックであるのに対し、ザシアンはDM不可で積極的にリザードンにDM権を切れる
「リザードン+ザシアン」の欠点
・リザードンの性能だと種族値的に崩しを行う事が難しいため、見た目では弱点を補えてるように見えるが一貫している行動が取れず、厳しいサイクルを制さなければ勝てない
特筆すべき点は以上
これらの特徴を改善するものは無いかと新しいパーツを探したところ、日照りコータスがベストマッチするという結論に至った
リザードンを単騎ではなく日照りを利用することで強引な高火力の押しつけを可能にし、ザシアンは晴れ下ソーラーブレードを可能にしたため、デメリットを改善しつつ自然にメリットを向上させられた
また「キュウコンではダメなのか?」という疑問に対して回答すると、まずキュウコンの性能は以下
「キュウコン」の利点
・S100という素早い種族値からのスカーフ判定や、HPが1でもあれば遅いポケモンに対して先制で何かしら仕事が出来る
・オーバーヒートだけでなく、置き土産があるため2サイクル目でも有利対面を作成しやすい
「キュウコン」の欠点
・物理耐久が無いためマンムーやランドロスなどの地震で倒されやすい
コータスの場合は素早さがS20ととても低く、ザシアンやガブリアスに対して有効な相手のトリックルームに対してプレッシャーになったり、あまり打たないがステルスロックによる定数ダメージでエースの通りを良くすることが出来る
よって「リザードン+ザシアン」の並びにキュウコンよりも適応してると感じコータスを採用
このようにして「コタリザシアン」の並びが完成
その他3体の採用理由は以下
・ラプラス
カイオーガがたった1体でコタリザシアンの並びを完封するため対策枠として採用
壁展開による強気な攻めを可能にしたり、ザシアンと組むことでDMを積極的に切りにいったりできる
・ウーラオス
ストッパー枠として採用
気合いの襷を持たせることで終盤にかけて増えてきた黒バドレックスに対して安心感をもてる
リザードンやザシアンが相手のメタモンにコピーされた時に命中安定で処理できる
地面兼スイーパー枠として採用
スカーフを持たせることで相手の準速レジエレキやコピーされた+1リザードンなどを上から処理できる
役割実行がDM前提でないがDMとの相性も悪くなく、リザードンとラプラスを出さない試合でDMしてもいい点
以上から構築完成
個体解説
命の珠 臆病CS252 B4
ブラストバーン/暴風/熱砂の大地/こらえる
後述のコンボ成立のために最速+C振り切り確定
DM枠の1つで本構築のエース
晴れ下サンパワーの威力150キョダイゴクエンの火力が凄まじく、等倍以上のDMポケモンや半減非DMポケモンはほぼワンパンするほどのパワーがある
DM前提のため火力重視のブラストバーンと暴風、命中安定でミミッキュの皮やザシアンの身代わりを処理できたり、ウツロドランバンギへの最低限の一貫打点となったりする熱砂の大地、晴れ下DMというターン制限がかけられてる中でダイウォール媒体に最もふさわしいと感じたこらえる
ブラストバーンは反動技、暴風は晴れ下命中50%とメインウェポンの2つの連打性能が著しく低いため立ち回りのスキルがとても求められる
ダイウォールはキョダイゴクエンのスリップや相手のDM、トリルターンなどの時間稼ぎに使えるためリザードンを使うなら"必須"
身代わりや振るいたてるは晴れターンやサンパワーと命の珠によるHP減少を考えると打っている暇が無いため選択肢から除外
こらえるにすることで相手のDMターンを少ないHPにも関わらず耐え、次ターン先制出来れば命の珠ダメージによって自主退場し、といったようにダイジェットとの相性が良く上手くいけば2ターンも枯らすことができる(天候ダメージやサンパワー、呪いなどのダメージはこらえるの効果範囲外なので注意が必要)
☆ザシアン:不倒の剣
朽ちた剣 陽気A244 S252 D12
巨獣斬/じゃれつく/ワイルドボルト/ソーラーブレード
禁止伝説枠
「DMが切れない」という欠点をリザードンと組むことで利点にした非DMエース
A170 S148という高火力と高速のスピードで荒らしやスイープを軽々とこなせる
巨獣斬は確定だが他の技選択がとても難しいポケモンであると感じた
本構築の役割からしてできるだけ技範囲を広げていく方が相手のサイクルを迅速に崩壊できると判断したためこのような技構成に
じゃれつくは環境に多いサンダーに対する汎用性の高い最高打点であり、一貫しやすいこともあって命中不安に怯えなければとても使いやすい技
ワイルドボルトはリザードンが出せない時のラキムドーやバンギホウオウのような並びを崩せるためかなり打つ機会が多かった
ソーラーブレードはヌオーにほぼピンポイント技だが、ラグラージやカバルドンなどにも天候次第で打てるためザシアンを通す上でストレスフリーになる要素の大きな1つになっている
D12に関してはC特化ゼルネアスの+2威力130ダイフェアリーの乱数を少し良くするため(Aを削ったがほとんどダメージに影響はないため問題なかった)
☆コータス:日照り
脱出パック 生意気H236 B36 C4 D228(4余り)
HD:特化眼鏡レジエレキの10万ボルト、命の珠臆病C252サンダーの140ダイジェットを確定耐え
HB:陽気A244ザシアン(メタモンコピー)のA+2巨獣斬を2.7%以外耐え
C:晴れ下オーバーヒートでD4ムゲンダイナの身代わりを90%で破壊、D12ザシアンを確定1発
S:個体値最高で実数値36(最遅ドサイドン40、最遅ナットレイ22、最遅白バドレックス49)、ナット以上ドサイドン以下
起点作成枠
脱出パックはコタリザの並びからほぼバレているため、トリックや能力ダウン技などで交代できない場面がそこそこあった
だがそれでもオーバーヒートとのコンボは非常に強力で、1回だけとはいえ擬似蜻蛉ルチェンのような交代択になった時にサイクルの安定感を生むことができる
ウツロイドの電磁波やレヒレの自然の怒りなどのザシアンバックを読んだ行動に下から受けて切り返す動きが可能
HBボディプレスやクリアスモッグがサブウェポンとして知られているためかソーラービームが考慮されることが少なく、ヌオーを対面突破することも多々あった
オーバーヒートを1/2外した今期の運負け代表
白いハーブ 控えめH12 B60 C252 D148 S36
フリーズドライ/泡沫のアリア/雷/吹雪
HB:陽気A252ザシアンの巨獣斬確定耐え
S:バンギ意識
D余り
カイオーガ対策兼DM枠
オーガサンダーランドのような並びが非常に重く、終盤になるにつれ快電波サンダーが増えたため通常のラプラスではこのサンダーで簡単に止められてしまう
そこで快電波を帳消しにして一撃で粉砕できるように白いハーブ吹雪で採用(ついでにイベルタルやマジフレムゲンダイナを対面突破できるという世界の謎も生んだ)
弱点保険や光の粘土と違って基本性能が落ちるが、オーガサンダーの並びがどうしても崩せず、枠もこれ以上割けなかったためラプラスで一貫させられたのは大きかった
絶対零度がない分ナットレイのような低速高耐久ポケモンを縛れなくなったが、特に困る場面はなかった
気合いの襷 陽気AS252 B4
ミミッキュ意識で最速
ストッパー枠
命中不安技がないのがとてもとても良い
相手のネクロズマ+バンギラスのようなコタリザで崩せない並びを詰めることも出来る
メタモンコピーのリザードンはキョダイマックスできないため、襷によるストッパーは非常に有効だった
黒バドレックスがとても多く辛かったのを身代わり択無くストレスフリーに処理できるのが助かった
☆ガブリアス:鮫肌
拘りスカーフ 陽気AS252 B4
地面兼スイーパー枠
リザードンの上を取れているというのがランドロスとの最大の差別化点
ガブリアスがメタモンにコピーされても最悪同速勝負に持ち込めたり、+1のゼクロムやキュレムの上から一致抜群を打てたりとスピードとタイプの点でガブリアスの方が合っていると感じた
鮫肌も偉く、相手の襷潰しや乱数調整を行えるためザシアンやリザードンを通しやすくしてくれた
逆鱗で無振りムゲンダイナが確定1発
噛み砕くは地雷技で黒バドやヌケニンに打てる命中安定技
黒バドと初手対面を作って相手のDMに合わせてダイアークを打てばガブリアスを残しつつ相手のDMと禁伝を台無しにできる(DM無振りバドに噛み砕くが64~75%、ダイアークが102~121%)
ラオスと違って相手が有利対面と思っているのが大事で、ガブリアスの性能を崩壊させずに組み込むことが出来るのが大きな利点
基本選出
コタリザシアン
迷ったらとりあえずこれ
コータスで展開してリザードンで抜いてザシアンでスイープする動き
ほぼ即死コンボとしてランドロスとコータスを対面させて脱出→初手晴れ下リザードン爆誕→H252DMランドをキョダイゴクエンでワンパン
というぶっ壊れ現象が起き、これでキョダイゴクエンをA連打するだけで3タテするなんていうイージーが多くの試合でできた
癖は強いが立ち回りを極めれば極めるほど味の出る今期の強い並びの1つだと感じた
厳しい並び・ポケモン
ムゲンダイナ軸受けループ→勝てない
ルギアバンギメタモン→ザシアンが上手く通せないと勝てない
ムゲンダイナ→型が多すぎて処理が難しくメテオビームは無理
カイオーガ→コタリザシアンの天敵
サンダー→ゴミ。運だけの春日。
結果
最終1385位
Twitterいつも見てくれてる人なら知ってると思うけど、さっきまで1桁から2桁にいたのにいつの間に4桁まで落ちてる…みたいな地獄と天国を何度も何度も行き来していました
運ポケモン代表静電気サンダーに幾度となく蹴り落とされ、運要素が本当に強くないと上に居続けるのは難しいんだろうなと痛感したシーズンでした
S16以降はリアルが忙しくなるためガチでやるのは厳しいと思うので剣盾はもうほぼやれないと思います
ご精読ありがとうございました
質問・感想等リプDMにてお願いします(コメントいつもありがとうございます 励みになってます)
勝たせてあげたかったな
ポケモン剣盾 シングルS12 最終23位 使用構築
こんにちはアルクです。
今回はシングルS12にて使用した構築について書いていきます。
並び
経緯
相棒のリザードンは確定。
リザードンに強く、尚環境トップとなるであろう原種サンダーに対して安定した立ち回りをし、勝率を上げていくのが今期の鍵であるだろうと思い、サンダーに強く出れるウツロイドを主な対処法としてPTを構成し始めた。
ランドロスは終盤に入る前までエースバーン受けのHBで採用していたが、ランドロスで威嚇を入れたとしても陽気珠キョダイカキュウが40%くらい入ることや、ランドロス+レヒレのような2枚がかりでないと思っていたより綺麗に受けることが出来ないというように、エースバーン受けとして成り立っていないことがわかった。
そこで対戦相手のダイジェットランドロスにこちらのランドロスが起点にされ、荒らされるのをぼちぼち見てアタッカーランドロスに可能性を感じ、"受け"から"攻め"に移転するという「攻撃は最大の防御」型ランドロスを考察した。
こうすることで今までミミッキュに対してランドロスを後投げをしたら剣舞を合わされて、ミミッキュのDMに対応するにはランドロスにDMを切らざるを得ない。という自分のやりたいことが出来ないいわゆる延命措置DMをせずに済んだり、ランドロスに対して有利対面を作れたと油断している相手のサンダーやポリ2に奇襲を仕掛けられたりと、元のHBで見れていた役割対象よりも広く、汎用性の高い型になった。
アタッカーランドロスを使うにあたって、「受け出す」という行為が限りなく出来なくなってしまったため、ランドロスの耐久の無さをカバーできる対面操作を意識した蜻蛉返りもちのスカーフドラパルト、八巻ゴリランダーにした。
八巻ゴリランダーはグラスラの一貫性を作ったらA連打してるだけで勝てるというサイクル要因だけでなく高火力の詰め筋としても使えるのがとても強いと思い採用。
襷悪ウーラオスはクレセリアやランクルスなどの積みエスパーポケモンに絶対的信頼をもてて、尚且つエースバーンやポリ2などにも役割が持てる利点があり、襷枠の中でも圧倒的に体に合っていて使いやすいため採用。
このようにして、ドラパゴリラで対面操作をし、ランドウツロイドを通してゴリラオスで詰める。といった「サイクル・対面・積み」構築というなんとも欲張りな構築が完成した。
個体解説
詳細は非公開にします。
理由は以下です。
先に言っておくと今回のリザードンは体感選出率10%あるかないか程度です。
ポケモンで1番好きで大切な相棒であるからこそS1から今まで何千戦とずっと使い続けてきましたが、やはり限界は存在していて、「好きなポケモンで勝つ」というのが上手くいかなくなってきているのを痛感しました。
リザードンが好きで今まで使っていたという人達が、次々とリザードンを手放すのを使用率で可視化して見せつけられるのがとても悔しくて、悲しかったです。
ただ勝てればいい、良い順位を取れればいい訳ではなく、俺は
「リザードンで勝ちたい」
その一心です。
だからリザードンで戦えていない今期の結果は、俺にとっては「何の価値も無い」です。
いつか俺がリザードンで1位を取れたら「好きなポケモンで勝つ」喜びを、夢を、1度諦めてしまった人達、諦めそうになってる人達に与えられるんじゃないか、と馬鹿にされるだろうけど俺は本気で思って1位を目指しています。
なので、いつか1位を取るためにも、その時までリザードンの詳細については型バレの問題があるので非公開にさせてもらいます。
リザードンの詳細が知りたいと思って見に来てくれた人がいたらすみません。ご理解いただけると幸いです。
・ドラパルト@拘りスカーフ
クリアボディ 意地っ張りAS252 D4
ゴーストダイブ/ドラゴンアロー/大文字/蜻蛉返り
B<D
初手のフェローチェやドラパルトに対する安定した処理枠であり対面操作枠。
使い始めは耐久調整をしてDM時にミミッキュの陽気珠じゃれ影まで耐えるようにしてみたが、火力もスピードもなるべく高い方が意識してないところで活かされることが多く、最終的に振り切り。
エースバーンやサンダー、アーゴヨンなどのS+1のさらに上から行動出来るのがスカーフの強みで、DMターンを上からのゴーストダイブで無理やり枯らして、非DMに戻すことでゴリランダーやウーラオスで処理しやすくする動きが強かった。
また、ドラゴンアローや蜻蛉返りで物理型を植え付ける事で、ゴリランダーの弊害になるナットレイやハッサムをダイバーンで奇襲し、ゴリランダーを通しやすくすることでイージーウィンを製造することもかなりあった。
色ドラパルトめちゃくちゃ好き。
・ランドロス@突撃チョッキ
威嚇 意地っ張りH4 A252 B12 D100 S140
地震/空を飛ぶ/岩雪崩/馬鹿力
B<D 準速ウオノラゴン抜き抜き
隠れDMエース。
初手でサンダーが来やすいため、サンダーランドロス対面を作り誘い倒す。
非DM H252B12サンダーまでならダイロックで確1が取れる。構築上ランドロスがエースバーン等への物理受けのように見え、ウツロイドもいることでサンダーがDMせずにボルチェンや暴風を打ってくるため、ランドロスでサンダーを突破し裏のゴリラオスを動かしやすくする場面が多かった。
もちろんサンダーランドロス対面でDMしてくるサンダーもいるが、そこに強いのが突撃チョッキ。
ダイロックで非DMでも赤ゲージ耐えしてくる固いサンダーが最終日に多く辛かったが、それでも火力アップアイテムよりもサンダーのDMにも非DMにも対応できるチョッキの方が汎用性が高く使いやすかった。(チョッキでないとサンダーの珠ジェットに打ち負ける)
また、サンダー受けとしてポリ2がHDであることが殆どで、ランドロスでもチョッキを持ってダイナックルを打てばポリ2でもそう簡単に止まらない(トレース威嚇には注意が必要)
間違いなく本構築の最強ポケモン。
・ゴリランダー(キョダイマックス)@拘り八巻
グラスメイカー 意地っ張りH12 A252 B4 D180 S60
ウッドハンマー/馬鹿力/蜻蛉返り/グラススライダー
B<D S準速60族抜き
ドラパルトが高速蜻蛉返りでゴリランダーは中速蜻蛉返りでの対面操作。
八巻を持たせることでグラスラによる制圧力、ウッドハンマー馬鹿力による崩しが可能になる。
Dに厚く振っているため相手のゴリランダーより遅い事が多いが、流行っていたスカーフレヒレへの引き先として安定感が生まれたため特に困らなかった。
力こそパワー。
不可視の拳 陽気AS252 B4
暗黒強打/インファイト/カウンター/不意打ち
使いやすい襷枠。
初手にこちらのドラパルトと相手の悪ウーラオス対面ができてしまった時に、ドラパルトの蜻蛉返りから悪ウーラオスに引き暗黒強打を受け、ダメージから八巻か否かを判断し、八巻でなければインファイトでウーラオスを処理する。といった動きがかなりスムーズにできたり、ミミッキュの上から確実に行動できたりするため、火力不足に思う人もいるが主に以上の理由から陽気最速一択。
レヒレに対してはゴリランダーとウツロイドがいるため雷拳などを採用する必要がそこまでないのと、エースバーンに対してカウンターが打てた方がPTに対エースバーンへの安定感が出るため、カウンター採用。
一撃粉砕感がカッコよすぎる。。。
・ウツロイド@パワフルハーブ
ビーストブースト 臆病H4 B76 C172 D4 S252
HB:陽気珠ミミッキュのシャドークロー+影確定耐え(パワフルメテオビームが打てる且つ相手がDMできない状況なら対面で勝てる)
C<S ビーストブーストでS+
対サンダー枠だが、相手にはウツロイドでしかサンダーに対処できないとこちらの構築を見て判断させる枠でもある(見せポケではなく普通に対サンダーとしても出す)
高い特殊防御力とメテオビーム+ビーストブーストによる抜き性能は今期のトップポケモン達に非常に強く、CS+1の状況ができてしまえばそう簡単には対処できない。
俺の天敵と言っても過言ではない天然HBピクシーを相性によって打ち崩してくれた時は感動しました(ヘドウェじゃなくて毒を狙えるヘドロばくだんでよかったかも)
メテオビームの命中率は体感50%です。重要局面で何回も外しまくり、外したことでニチャニチャしながらポリ2が放電でバグらせて結局裏のエースバーンに上から処理される…なんて何回あったかわかりません。
今期の運負け要素代表。
選出
・対ノラゴンナットサンダーラオス
タイプ相性やポケモンの性能による相性を上手く活用して、こちらのやりたいことを通すことが大事。
受け手だけでは勝てない。
目的:初手にランドロスを投げることで役割対象且つ裏のゴリランダーの弊害であるサンダーを初手から突破し、アドバンテージを稼ぎに行く。
以下初手がサンダー以外であった場合
DMで突破する。ナット:ダイナックル→ダイジェット、悪ラオス:ダイジェット→ダイナックル(八巻の場合はダイジェットで突破)と行動すると裏のノラゴンサンダーにAS+1もしくはS+1で対面できるため大きな負荷をかけれる。(ラオスはカウンター持ちの可能性があるが蜻蛉返りや即引きまで考えると、襷カウンターであっても暗黒強打からしか入れない)
☆初手 ウオノラゴンVSランドロス
威嚇を入れているため、八巻であろうがゴリランダーで1回は受けることができる。
基本的にウオノラゴン側はエラがみのダメージ量を見てから引くか引かないか見るため、ウオノラゴンの残HPも考慮してグラスラを打つか蜻蛉返りを打つかを判断する。上手くランドロスをナットレイかサンダーに合わせることで崩壊させる。
ウツロイドの選出理由は、仮にサンダーがまだDMを切っていなくて体力も十分にあり、ランドロスが突破されているという状況がゴリラオスの選出だと致命的なため、後続にウツロイドを選出している。スカーフウオノラゴンまで考えるとゴリランダーの体力管理はかなり大事になる(DLポリ2消えたしもう少しBに回してもよかったかもしれない)
・対エースバーンサンダーポリ2
目的:ランドロスの初手DMで荒らし、ウーラオスもしくはウツロイドで詰める。
初手DMを切り、エースバーンと初手対面した場合はポリ2バック読み兼襷カウンター考慮のダイナックル、サンダーにはダイロック、ポリ2には初手対面でない限りはダイナックル。
アナライズもしくはDLのポリ2であれば突破は容易だが、終盤にかけてトレースが増えたのは辛かった。ただHBに振り切っているポリ2はほぼいないため、ジェットナックルによる能力上昇の起点にして、ランドロスのDMが切れても後続のポケモンに負荷をかけれる。
Cに振っていないポリ2のれいとうビーム程度ならチョッキDMで余裕をもって受けれる。
ウツロイドは初手DMのDLポリ2ケアとしても選出。
ダイスチル持ちはいるだろうが、それでもランドロスに飛んでくるダイアイスを受けてダイスチル込でDMを2ターン枯らせるため、ウーラオスで切り替えせる。
・その他
フェローチェorドラパルトを見たらできるだけ初手ドラパルト。
初手ドラパルト時に相手が初手に悪ウーラオスやレヒレなどの、ドラパルトが不利になる対面させてきた場合のリカバリーが重要になってくる
☆対悪ウーラオス
ドラパルト+ウーラオス
上記のウーラオスの詳細にも書いたが、ドラパルトの蜻蛉返りから悪ウーラオスで受ける動きがかなり安定。
悪ウーラオスミラーが出来上がった後の技選択は、相手が八巻であった場合は相手の裏にインファイトを透かせるポケモンがいるか見てから暗黒強打かインファイトを選択する(暗黒強打で拘ったウーラオスがDMを切ってくる危険性もあるため、あまり交代読みしすぎるのは避けた方がいい)
八巻でなかった場合、蜻蛉返りで襷も削れているためスカーフの可能性があり引いてくるかもしれないがインファイト。
☆対レヒレ
ドラパ+ウツロイドorゴリランダー
この場合少し特殊で選出画面でレヒレ+サンダーの並びであった場合、相手としてはサンダー対策のウツロイドをこちらの選出に考慮するはずである。そのため、ドラパルトの交代を読むのならウツロイドに有効な波乗りを選択してくる。つまりゴリランダーで安全に受けることができる。そしてもちろんサンダー対策としてウツロイドも選出しておくとドラパゴリラがサンダーと対面しても受け出しから対応が効く。
また、相手にサンダーがいない場合はゴリランダーを考慮した技選択をする方がサイクル上もドラパルトのDMを考慮しても楽なため、ムーンフォースかれいとうビームを選択してくる。つまりウツロイドで安全に受けることができる。
「受けることに関してはわかるけど、受ける目的で選出してるのなら対象が選出されなかったら腐りそうじゃない?」と疑問を持つかもしれないが、今回はその点も考慮して使用率の高いポケモン達に汎用性の高いゴリランダーとウツロイドを受け駒として採用しているため、この選出が裏目に出ることはなかった。
また、ブリザポスクレセリアを見たらウーラオス、カバルドンやラグラージを見たらゴリランダーといったように基本選出というものはなく、通したいポケモンを決めてそれをアシストするポケモンで固めるか、相手のやりたいことをやらせないように選出する。
結果
TNアルク
12/1 8:50時点22位
最終23位
質問・感想等あればリプDMにてよろしくお願いします。
長かったですが最後まで読んでくれてありがとうございました。
※イラストは自作です。無断転載はしないようにお願いします。